Column
コラム
コラム
2025.12.16
生物発酵法で作るドデカン二酸
1年前にセバシン酸の記事を記載しましたが、今回はドデカン二酸についてです。
ドデカン二酸は二塩基酸の一種で、炭素数12個からなる長鎖二塩基酸で、セバシン酸と同じく生物発酵法でCATHAYは製造しています。
生物発酵法
①ノルマルパラフィンを微生物(菌)が食べます。
②その菌から排出される酸を分溜工程を経て、DC10からDC18までの異なる炭素数の二塩基酸の製造を可能としています。
また製造工程では、生物が活発に動けるよう常温常圧になっています。
常温常圧であるために化石燃料の燃焼が抑えられることで環境負荷への貢献も期待できます。
食品ではよく聞く”発酵”という技術。化学の分野でも活かすことができることは驚きです。
CATHAYは、中国内に3か所工場を構え、年間約10万トンという世界最大の二塩基酸生産能力を誇ります。こうした大規模な生産体制に加え、今後もさらなる増産を計画しており、グローバル市場での安定供給とシェア拡大に積極的に取り組んでいます。
弊社とCATHAY社は10年以上にわたるお付き合いの中で、現在はセバシン酸およびドデカン二酸を中心に国内各所に在庫拠点を設けながら販売しております。
特に最近はBCP(事業継続計画)の観点から、代替品や2社購買を検討する国内企業も多く、問い合わせの数が大幅に増えてきております。
今後さらなる市場のニーズに応え取り扱い量を倍増させていくために、国内在庫拠点の拡充を図っています。
環境に配慮した、そして供給力のあるCATHAY品二塩基酸で市場をリードしていきます。



