コラム
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2026.01.30
植物由来で高機能なひまし油がサステナブル原料として注目!!
ひまし油(Castor Oil)は、トウゴマの種子から得られる植物由来の油で、工業用途からパーソナルケアまで幅広い分野で利用されている特殊な植物油です。
最大の特徴は、含有脂肪酸の約85〜95%を占めるリシノール酸(ricinoleic acid)というユニークな構造をもつ脂肪酸にあります。
このリシノール酸は12位にヒドロキシ基(–OH)を持ち、一般的な植物油には見られない高い極性と反応性を示すため、化学変性や誘導体の製造に非常に適した原料とされています。
製造は、トウゴマの種子を圧搾することで得られる粗油を精製・脱ガム・濾過する工程を経て行われ、用途に応じてさまざまなグレードが生産されています。
たとえば、FSG(First Special Grade)やPP(Pale Pressed)などは、粘度・色調・酸価などが規格化され、安定した品質が求められる分野で使われます。
ひまし油は、その高い粘性、潤滑性、乳化性、そして化学反応性を活かし、化粧品、界面活性剤、潤滑油、ポリウレタン樹脂、バイオプラスチック、コーティング剤、ナイロン11など、多様な工業製品の原料として重要な位置を占めています。
また、再生可能で生分解性にも優れていることから、環境配慮型の原料としても注目されています。
ひまし油の元となる 種子は 毎年 世界で約 200万トン以上生産されており、その 最大の生産国はインドで世界シェアの約8割を占め、種子から 搾油されるひまし油においては世界の輸出量の約 95%をインド経由の輸出が占めています。
インドにおける主産地はパキスタンと国境を接するラジャスタン州とその南のグジャラート州で 約 8 割 以上を占め 、各農家は毎年のモンス ーンの降雨量や落花生など他の作物の市場価格と比較した上で作付け量を決定します 。
作付けはモンスーンが到着した後 8 月から 9 月にかけて行われ、収穫は 早くて 12 月後半から 翌年4月にかけて行われます。
阪和興業の取り組み
阪和興業ではインド事務所と協力して現地のひまし種子搾油業者・ひまし油誘導品製造者から直接製品を仕入れて販売を行っています。
今後の展望
幅広い製品ラインアップで、お客様の多様なニーズにお応えできる体制を構築してまいります。
オレオケミカル全般に関するご相談や製品選定のサポートも承っております。
詳細は阪和興業株式会社・化学品部までお気軽にお問い合わせください。



